巾着とはどのようなもの?特徴や由来、使用場面を解説

巾着は、用途や大きさ、素材が幅広く、さまざまな場面で目にすることができるアイテムです。非常に身近な存在でありつつも、その特徴や歴史まではあまり知られていないかもしれません。
この記事では、巾着の由来や歴史、巾着から派生して生まれた言葉について解説しています。加えて、巾着の用途とオリジナル巾着を配布する場面、オリジナル巾着の作成についてもご紹介しているので、グッズとして巾着を作成したい方は参考にしてみてください。
目次
巾着の意味と由来
まず「巾着」は「きんちゃく」と読み、開口部を紐などで絞って閉じる袋のことを指します。「巾」は「布きれ」、「着」は「包む」「身に付ける」という意味です。したがって、「巾着」とは「物を包むための布きれ」、もしくは「身に付ける布きれ」ということになります。貴重品や身の回りのものを巾着袋に入れて身に付けていたことから、「着」の字が使われています。
巾着の歴史
巾着は、元々は火打ち道具を入れるための火打ち袋だったものが変化して誕生したものです。暮らしに欠かせない灯りやかまど、嗜好品としての煙草など、生活に火は必要不可欠でした。そのため、火打ち石や火打ち金といった火おこしのための道具を巾着に入れて持ち運んだのです。そこから転じて、貴重品や小銭、雑貨や道具などを巾着に収納するようになりました。
日本では、平安時代に名前や絵柄を刺繍した巾着が流行したと言われています。庶民の持ち物として一般に定着したのは、江戸時代頃だそうです。
巾着から派生した言葉
巾着から派生して生まれた言葉もあります。
例えば「腰巾着」という言葉は、目上の人に付いてまわってご機嫌をとる人を揶揄する意味があります。常に腰から下げて持ち歩く巾着から派生した言葉です。
「チャック」は、バッグや洋服の開口部に取り付ける口金の一種です。一般名詞は「ファスナー」ですが、日本ではチャックと呼ばれることもあります。これは、巾着のようにしっかり閉じられることから「チャック印」という名前で販売された経緯に由来しています。

海の生き物である「イソギンチャク」も、巾着から派生した言葉です。イソギンチャクが触手を縮めてすぼまる様子が巾着に似ていたことから「磯巾着」と名付けられたとされています。

巾着の使用用途

火打石を入れる用途から生まれた巾着ですが、現在では幅広い用途に使われています。例えば、旅行の際には、スーツケースや鞄の中で充電器やアクセサリーといった細かいものを仕分けておくのに便利です。また、子どもの給食袋や体操服袋、お弁当袋としてもお馴染みです。和装の際は、貴重品や鏡などを入れるバッグとして活躍します。その他にも、お菓子などの食品を入れたり、プレゼントの包装をしたり、巾着はさまざまな場面で使われています。
このように、巾着はさまざまな形や大きさ、素材で作られており、バリエーション豊富です。キャラクターやロゴがオリジナルで印刷された巾着もあり、販売促進のためのグッズとしても高い人気があります。
オリジナル巾着を配布する場面
さまざまなシーンで活躍する巾着は、オリジナルグッズとしても活用しやすいアイテムです。以下に、販売促進のためにオリジナル巾着を配布する例を三つご紹介します。
イベントやキャンペーン会場で配布
一つ目は、イベント会場やキャンペーン会場でノベルティとして配布する例です。イベントやキャンペーン、運営会社のロゴ、マスコットキャラクターなどをプリントした巾着を配布することで、来場者にアピールすることができます。スポンサーがついているスポーツイベントやフェスでは、スポンサー企業のロゴを入れた巾着を配布するのもおすすめです。
説明会や展示会で配布
二つ目は、会社説明会や商品展示会で配布する例です。会場で受け取った資料やパンフレットなどをそのまま入れて持ち帰ることができるため、来場者に喜ばれるノベルティと言えるでしょう。周年記念品として、あるいは来場者アンケートの回答者限定としてプレゼントするという方法も有効です。
オリジナルグッズや特典として配布
三つ目は、オリジナルグッズや特典として配布する例です。キャラクターやアイドルのグッズ、同人グッズとしてオリジナル巾着を作成し、販売されている例はよくあります。巾着用のイラストや画像をプリントすることで特別感の演出がしやすく、購入する側の所有欲も満たされるからです。
また、アパレルブランドやコスメブランドがショッパーとして巾着を配布する例もポピュラーです。おしゃれなデザインの巾着を購入特典とすることで、販売促進効果が得られます。
オリジナルで作れる巾着について
巾着は、オリジナルのデザインやロゴを入れて作ることができます。自身で作成するか業者に依頼するかは、作りたい数や予算、手間を考慮して決めましょう。
ノベルティキングでは、オリジナル巾着の作成を行っています。生地の色や形、サイズを組み合わせることで、さまざまな巾着が作れます。生地の色は6色から、形は紐の上のフリルの有無を、サイズはSS〜Lから選ぶことができます。詳しくは、以下のページをご覧ください。

まとめ
巾着の由来や歴史、派生してできた言葉に始まり、巾着の用途とオリジナル巾着を配布する場面、オリジナル巾着の作成までを解説しました。巾着が古くからある馴染み深いアイテムであり、かつ現在でも幅広く使われていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
また、配布するシーンや用途に応じて素材や大きさ、形を変えることができる巾着は、販売促進のためのグッズとしてもおすすめです。目的やターゲットを明確にした上で、販売促進効果の高いオリジナルデザインの巾着を作成してみましょう。